今までこのブログを真剣に読んでくださる方がいるとすれば、間違いなくその人は変人です。

もし連絡をくださればいつでも「変人認定証」をさしあげます、と言うのは半分冗談ですが、ブログの最初で盛大に打ち上げた目標の「人文科学の復権」はいささかトーンダウン気味のような感じがしないでもないので、もう一度トライしてみようと思います。

このブログの理論のポイントは、ずばり「現在」です。

すべての事柄は「現在」で起こります。(しかもそれは全て未来の事柄です)

それからもっと重要なことは、あなたの一生も全て「現在」の中にあります。

ということは「あなたはこの世界の主人公」なのです。

金持ちか貧乏かは別にして。

ゆえにストレスを考える場合「現在」から出発すべきなのです。

「現在」という言葉が出てくれば当然「未来」「過去」も出てくるでしょう。

厳密にいえば「現在(現時点)」においては未来は存在しません。

なぜなら時間が経過していないからです。

同じように「現在(現時点)」において「過去」も存在しません。

なぜならもう時間が経過してしまっているからです。

というのは時間が経過すると、その時点でその過去は未来になるからです。

つまり「現在」から時間が経過してその経過した部分は当然「過去」になりますが、

次の「現在」においてその「過去」を認識しようとすると、その「過去」は未来の事柄

になるからです。

けれども「過去」は脳の中で記憶として蓄積されます。

これで厳密な「現時点」では次の事が言えます。

「現時点」では「過去」も「未来」も存在しません。

残るのは「現在」と「膨大な過去の記憶の蓄積」なのです。

前にも言いましたように、全てのものは「現在」に存在します。

もちろん心(心の働き)も現在に存在します。

従ってこの二っで心の働きを説明すると次のようになります。

「過去の記憶を呼び起こすことによって、現時点では存在しない未来を自分に説明(感情的説明)しているのです。」

この説明(感情的説明)が過剰になることが、いわゆるストレスではないかと思うのです。

今までのその人の過去の記憶の蓄積の内訳が「プラスの記憶の蓄積がマイナスの記憶の蓄積が少なければ」その人の未来への説明(感情的説明)はマイナスになりストレスも大きいものになるのではないでしょうか。

このことを解決するには過去の記憶の蓄積の内訳を「プラスの記憶の蓄積がマイナスの記憶の蓄積より多くなれば」良いことになります。

その方法を述べたのがこのブログに書いてある理論です。