最先端の哲学 No27

頭の問題(ストレス)を頭で解決するのは、無理があると言いましたが、このブログの理論(想像力拡大の理論)も頭(論理)で構成されているため無理ということになりますが、無理ではありません。

なぜならこのブログの理論は「物」から「精神(物ではない)」への移行理論だからです。

我々の不幸は物に執着するからです。

そのために物から脱却すれば、我々の(宗教的不幸)は解消されるのではないかと考えます。

この一点においてこのブログの理論は、その他のそれと決定的にことなります。

さてNo26の最後で頭の中に、「プラス」の感情的記憶と「マイナス」の感情的記憶を設定(蓄積)すると述べました。

しかし考えてみると、この世の全てが何らかの記憶の蓄積で成り立っています。

木の年輪然り、株価指数然り、科学も過去の膨大な記憶の結果です。

また「+」「-」にもどりますと、ストレス(不安)を強く被っている人は頭の中に、「-」の記憶の蓄積が多くあり、「+<-」と言う状態になっていることになります。

ここまでくると、ストレスを解消するのは明らかです。

要するに頭の中の感情の蓄積を「->+」から「-<+」の状態にすれば可能になるわけです。

それでは具体的な方法になりますが、そのためにはすでに述べた、ジェームス、ランゲの仮説を思い出してください。

「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ。」です。

結論から言うと、外から入って来る情報は、最初目の涙腺に到達して涙を流させ(インプット)、これが頭脳の中枢へフィードバックされ、頭の中は悲しみのモードになります。

同時にそのモードが外部へ発信されます。(アウトプット)

これは前半がインプット、後半がアウトプットです。です。

このアウトプットは悲しみの記憶として頭の中に蓄積されます。(これがマイナスの記憶の蓄積になります。

このマイナスの記憶の蓄積はストレスを増大させます。

ここで突拍子もないことを言いますが、もしあなたが意図的に涙を流すことができたならば(役者の中には事実存在しますが)頭の中を悲しみというマイナスのモードに転換できることになります。

この奇想天外な論法をもってすれば-と+の蓄積を逆転させることも不可能ではありません。

なぜならプラスの記憶のモードが作られるようなインプット(涙腺)を探せばよいからです。