最先端の哲学 No24
前回シンプルに説明すると言いましたが、再度、要点を繰り返しますと、
すべて文字通りすべてのものが現在(現時点)の中にあります。
そして主人公は「あなた」です。
現在では未来は存在しません。(時間が経過していない)
過去も同じように存在しません。(時間が経過してしまっている。)
ただ過去は記憶として頭の中に蓄積されます。
頭の中における膨大な過去の記憶の蓄積が、今までのあなたの人生になります。
「なぜ?」と聞かれても困りますが。
今までは「現在」を三等分(始め、中間、最後)した中の「中間、最後」を説明してきました。
「中間」は想像力の拡大、「最後」は3次的ストレスです。
残るは「始め」だけです。
前回、もっとシンプルに説明すると述べました。
そのためには「インプット」「アウトプット」という用語を使って説明するのがわかりやすいかと思います。
つまり現在は「インプット」で始まつて「アウトプット」で終わるというように。
もし未来の結果が悪くて3次的ストレスが起った場合、マイナスの感情が発生して、その後押しによって「悔しそうな表情、後悔するような言葉」などを外に向かって発信します。
これが「アウトプット」になります。
要するにインプット(外からの情報)に対する脳の反応(アウトプット)になるわけです。
それでこのあとはインプット(外からの情報の入り方)を考えればよいことになります。
そとからの情報はどのようにして我々の脳に入ってくるのかということですが、外から入ってくる情報が大脳(?)に入ってきて認識されるというのは間違いではないでしょうが、これでは面白くも何ともありません。
でもこれについての興味深い仮説があります。
この仮説についてはいろいろな意見があるみたいですが、その当時の新聞の見出しは「悲しくなるから、涙が出るのではなく、泣くから悲しいのだ。」だったそうです。
これが「ジェームス、ランゲの仮説」です。