■
最新の哲学No21
現在の中の未来は全て「過去の記憶を呼び起こして、現時点では存在しない未来を自分に説明する。」になります。
つまり、未来はまだやって来ていない(時間が経過していない)から、過去の記憶を呼び起こす事によって、未来を自分の中に描いているのです。
この描き方が過剰になることが「ストレス」と言うことも出来るのではないでしょうか?
すなわち「存在しない未来を自分に過剰に説明する」事が「ストレス」になるのです。
人はそれぞれその人自身の価値(未来の価値)を持っています。
その未来の価値がどうなるかを、つまり過去の記憶によって、自分自身に説明している(実感している)のです。
この実感が「ストレス」になります。
要するに「異常なこととして自分に過大に説明する」「オーバーに未来を予測する」
ことによって「ストレス」が増大するのです。
ゆえに「異常なこととして自分に説明する」を「普通に自分に説明する」
「未来を過大に予測する」を「普通に予測する」に変化させれば「ストレス」は軽減されることになります。
何をもって未来を予測するのかというと、それは「想像力」です。
現時点においては存在しない未来(よくわからない未来)ですから「想像力」という「非論理的思考」によってしか行われません。
「よくわからない未来」だからこそ疑心暗鬼になって想像力が悪い方向へ膨れ上がります。
そのため悪い方向へ膨れ上がった想像力が、マイナスの想像力の内容として脳に記憶されて蓄積されます。
そして次回再びこの蓄積された、膨れ上がったマイナスの想像力の内容の記憶が「現時点で存在しない未来」を再度自分に説明するために使用されます。
従ってこの「想像力」の「膨張、拡大」を消滅させれば「普通の想像力」となって、「ストレス」の軽減につながります。
このマイナスの想像力の膨張、拡大を消滅させるのは実は「簡単」なのです。