最新の哲学 No20

これまでの人文科学を見渡しても、時間を中心にした物はあまりないと思います。

時間と言っても「過去、現在、未来」という分類ですが、私の貧弱な記憶によるとカント、ハイデッカーくらいではないかと思います。

カントはイクオール哲学者と呼ばれるはどで、その人自身時計のような生活を送ったと何かでよみました。

でもあまり良く理解できませんでした。

次にハイデッカーの「存在と時間」ですが、この人は自分の美人の弟子とイチャイチャしながらこの本を書いたそうです。

(別に現場を見たわけではありませんが。)

私は本の内容よりそのこと自体に頭にきます。

本そのものは未完に終わっているようですが、当然ですといいたいです。

いやそれにしても自分の人間としての器の小ささに愕然とします。

(しかし自分に正直になるということは悪いことではないと思います。)

大変横道にそれましたが、このブログの理論の大前提は「げんざい(現時点)」です。

我々のすべての精神的現象はこの現時点で発生し、かつもっと重要なのは「現時点では未来は存在しない」という事実です。

現時点から時間が経過して、初めて未来がやってきます。

同じように現時点では「過去」も存在しません。

なぜならもう時間が経過してしまっているからです。

ちよっと難解になりましたが、未来についてはわかっていただけると思いますが、「過去」についてはですね、当たり前に考えても存在しません。

ただそれらの記憶が脳に蓄積されるだけです。

「過去」を考えるということは、そのこと自体「未来」であり言わば「未来」とは「過去と言う未来」に他なりません。

とにかく肝要なのは「現時点では未来は存在しない。」の一点であり、ここがスタートなのです。